なぜ海外のHIPHOPアーティストはリムレスを選ぶのか

なぜ海外のHIPHOPアーティストはリムレスを選ぶのか
House of Woo  /  Culture

Eyewear Column

なぜ海外のHIPHOPアーティストは
リムレスを選ぶのか

HIPHOPにおいて、サングラスは日差しを遮る道具ではありません。常に見られる側に立つ人間にとって、それは顔の一部として機能する装備です。その装備として、いま多くのアーティストがリムレスを選んでいます。

Rimless & Hiphop House of Woo
リムレスサングラス|HOUSE OF WOO
フチのないレンズだけが、顔の上に残る。

サングラスは「見られる側」の装備である

HIPHOPとサングラスの関係は、40年以上さかのぼります。MV、ライブ、SNS——アーティストの姿が届く場所には、必ずサングラスがありました。

理由は明快です。目を隠せば、感情は読まれない。視線の行方がわからない人物は、それだけで強く見えます。ステージで数千の視線を受けながら主導権を握るために、これは有効な手段でした。

そしてサングラスは、服より小さく、顔にいちばん近い。だからこそ最短距離で「この人はこういう人だ」と伝えます。フレームの形を選ぶことは、自分の輪郭を決める作業です。

リムレスが選ばれる3つの理由

1. 顔が負けない

フチのあるフレームは、顔の上に輪郭線を一本足します。強い主張になる反面、顔立ちより先にフレームが目に入る。リムレスにはその線がなく、本人の存在感がそのまま前に出ます。

2. 光の中でレンズだけが浮かぶ

照明、フラッシュ、MVのライティング。強い光の下では、レンズの面だけが宙に浮いて見える。撮られることを前提としたとき、この見え方が武器になります。

3. 構造そのものが強さになる

パーツが少なく、隠せる要素がない。テンプルのモチーフやレンズの形が、そのまま印象を決めます。足して強くするのではなく、削ぎ落とした結果として強い。

構造そのものやフルリムとの違いは、「リムレスとは何か」で解説しています。

リムレスサングラスのディテール|HOUSE OF WOO
パーツが少ないからこそ、細部がすべて表に出る。

POP SMOKEが変えた、リムレスの見え方

リムレスは新しい構造ではありません。長く存在してきたフレームです。それが2019年前後、ストリートの記号として一気に更新された。その中心にいた一人が、ブルックリン・ドリルを世界に押し上げたPOP SMOKEです。

細身のリムレスが、太い声と重いビート、威圧的なシルエットと組み合わされる。結果としてリムレスは「上品なフレーム」ではなく「今のストリートの顔」になりました。

2020年に彼が世を去ったあとも、そのスタイルは引き継がれています。クラシックだったフレームが、現在進行形の記号に変わった。リムレスの流行を語るなら、この転換点は外せません。

その文脈を、日本のストリートへ

日本でリムレスと聞いて「軽くて上品なメガネ」を思い浮かべる人は、まだ少なくありません。しかし実際には、もっとも攻撃的になれるフレームのひとつです。

HOUSE OF WOOは、その理解を前提にリムレスを軸とした約100種を展開しています。フチをなくすという選択がなぜ強さになるのか。それは、掛けてみたときにいちばん早く伝わります。

リムレスサングラスの着用イメージ|HOUSE OF WOO
フチをなくすという選択が、そのまま強さになる。

顔を邪魔しない構造、光の中での見え方、削ぎ落とすことで生まれる強さ。それがステージという場所と噛み合った結果として、リムレスは生き残ってきました。

HOUSE OF WOO リムレスコレクション

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