Eyewear Column
リムレスサングラスは
女性にこそ似合う
足さないという選択
アイウェアは長いあいだ、足す方向で進化してきました。フレームの主張、装飾、色。そのなかでリムレスは、フチという一本の線をなくすことで成立しています。この引き算が、女性の顔立ちにこそ効きます。
足さないという選択
リムレス——縁なし、ツーポイントとも呼ばれるフレームには、レンズを囲む線がありません。装飾で華やかさを足すのではなく、削ぎ落とすことで強さを出す構造です。
この発想は、19世紀に生まれたときから変わっていません。詳しくは「リムレスサングラスの歴史」で触れています。
顔立ちが、そのまま主役になる
フチのあるフレームは、顔の上に輪郭線を一本足します。似合う・似合わないが生まれるのは、多くの場合この線が理由です。
リムレスは、その線を足しません。眉のかたち、目元、頬のライン——もともとの顔立ちがそのまま生きます。だから顔型に合わせて慎重に選ぶ必要が小さく、誰が掛けても成立しやすいフレームです。
クリアレンズを選べば目元まで見えるので、メイクもそのまま活きます。選び方は「初めてのリムレス選び」で解説しています。
軽さは、毎日の違いになる
レンズを囲む部材がないぶん、リムレスは軽く仕上がります。鼻や耳にかかる負担が小さいので、長く掛けていても疲れにくい。
フレームのボリュームが小さいので、顔まわりの印象が重くなりません。毎日手に取れるかどうかは、この軽さで決まります。
性別で分ける必要のないフレーム
リムレスは装飾ではなく構造で成立しています。だからはじめから性別を前提にしていません。同じ一本が、掛ける人によって違う佇まいになる——それがフチを持たないフレームの面白さです。
ストリートシーンで男性のアーティストたちが選んできた理由と、女性の顔立ちに似合う理由は、じつは同じ構造から来ています。その文脈は「なぜHIPHOPアーティストはリムレスを選ぶのか」で解説しています。
ペアで選べる一本としても、リムレスは扱いやすいフレームです。
足さないから、顔立ちが生きる。軽いから、毎日掛けられる。リムレスが女性に似合う理由は、構造そのものにあります。
構造の基本は「リムレスとは何か」をご覧ください。まずは、掛けたときの軽さから確かめてみてください。